東京大学医学部付属病院~足立区ご自宅 民間救急 介護タクシー
8月1日 (金) 東京消防庁コールセンターからの事前依頼で、東京大学医学部付属病院から足立区のご自宅までの搬送依頼である。
依頼者は奥様。患者様は旦那様で搬送の資機材はストレッチャー。医療行為に関してはもしかしたら酸素が必要になるかもとの事だ。
最初の段階では午後1時のお迎えとの事だったが、午前10時に早めて頂きたいと改めて連絡が入り時間を調整、尚且つ
ご自宅は戸建ての住居だが、玄関に段差があり患者様が全く歩ける状態ではないので、2名対応に増員しては頂けないか?
と相談を受け、2名対応のスタッフを手配し出発の30分前に東京大学医学部付属病院に到着。
台風接近の影響か、涼しいのはありがたいが小雨が降り出していた。



ER入り口の前に車両を停めストレッチャーを降ろし、防災センターで入門手続きを行った後、
スタッフと共にエレベーターで入院されている病棟まで上がる。ナースステーションで看護師さんに声をかけるとすぐに
病室に案内され、奥様と患者様にご挨拶。ストレッチャーをベッドの横に寄せ看護師さんと共に
ストレッチャーに移乗。再びエレベーターで1階に降りて防災センターを抜け車内にご搭乗。
奥様にも同乗頂き、入門証を返してスタッフと共に車両に乗り込み足立区ご自宅に向け出発。


一般道を使い40分程で足立区ご自宅到着。先に降りた奥様がご自宅の前の敷地に停めてあった自家用車を
移動して下さり、私道をバックで玄関近くまで下がり、リフトを使いストレッチャーの患者様を降ろす。
1階のリビングにあるベッドまでは段差があるので、患者様とストレッチャーの間に布担架を滑り込ませ
2名対応のスタッフと共に両側からハンモックのように患者様を持ち上げる。奥様も手を貸して下さり
ゆっくりと段差を超え、玄関を上がり奥のリビングのベッドへ。患者様に衝撃や痛みなどのないよう
そっとベッドに移乗。枕の位置、体制を整えて搬送終了。奥様のお話だと2階にあったベッドを
ご主人様が帰宅する為、お一人で1階まで運んだそうで、とても感動的なお話に心を打たれました。
素敵な奥様が待っているご自宅にお帰りなさい。ご帰宅の際、不思議と雨は止んでいてよかったですね!
お疲れ様でした。